熟年離婚、いつ頃から使われだした言葉なのかはわかりませんが、今は世間的に認知されている言葉です。
離婚といっても変わらないのに熟年離婚という言葉が認知されたのには理由があります。
それは通常の離婚に比べて熟年離婚は大事になりやすいというか、復讐的な要素があるというか、用意周到な離婚なのでどうしようもないというか、ある種特殊な離婚であるケースが多いからだと考えています。
実際熟年離婚を切り出された側って結構悲惨な状況になっている事が多いです。
今まで好き勝手にしてきた結果だと言ってしまえばそうなのですが、ほんの少しでも相手に気を使っていればまた違う展開もあったはずです。
実際にこういった体験談を見かけました。
「退職金3500万円は1円もやらん!」年上夫からの離婚宣言。私「いいよ、さようなら」退職祝いで夫が見た地獄とは
積み重ねって大事です
信頼関係を築く時に信頼を積み重ねようと考えますよね?
けれど信用って一瞬で崩れる事があります。
信頼が崩れても再度信頼を積み重ねればいいのですが、信頼を崩し続ければ取り返しのつかない事になるでしょう。
熟年離婚って積み重ねの結果です。
ほとんどのケースがモラハラの積み重ねです。
モラハラしている人って自分がモラハラしている自覚がないのですが、一度自分を振り返ってみるべきです。
何も言われなければOKではない
相手が何も言わなければ了承している、許している、という考えは捨てるべきです。
我慢しているだけ、という可能性があるからです。
悪い事は悪い事であって悪い事でも悪いと指摘されなければ悪い事にならないという理屈は成立しません。
モラハラをしている状態で相手から何も言われなかったとしてもそれは相手が受け入れているからではなく、我慢しているから、諦めているから、に過ぎません。
そして繰り返していれば相手の我慢の限界も来るでしょう。
我慢の限界を超えてしまえばもうどうしようもなくなってしまうとは思いませんか?
我慢くらいなら許してもらえる可能性はあるかもしれません。
けれど我慢の限界を超えてしまえば許してもらえる事はないでしょう。
離婚してすべてを自分で出来ますか?
家の管理、掃除、食事、洗濯等全て自分で出来るのでしょうか?
相手があってこそ成立していたのではないでしょうか?
1人になって近所付き合いが出来ますか?
ご近所さんの事を知っていますか?
ごみ捨てにルールがある事を知っていますか?
家の中のどこにどんなものがあるかすべて把握していますか?
モラハラをしていた人って基本的に家の事を知りません。
家の事を知らない人が一人になって生活できるのでしょうか?
財産分与を考えていますか?
長年連れ添っている訳ですから財産分与が少額になるはずがありません。
家だって貯金だって財産は半分になる訳です。
だいたい家の貯金や維持費なども把握しているのでしょうか?
相手に財産を渡さないという事は出来ません。
その事実を理解しているのでしょうか?
また相手は長年我慢しながら離婚の準備をしてきています。
用意周到に離婚の準備をしている人、ある日突然離婚を切り出されたと思っている人、どちらに有利な離婚になるかなんて明白です。
そこまで覚悟してモラハラしているのでしょうか?
少しの思いやりでもいいはずです
好きになって結婚して結婚した時は相手を大事に思っていたはずです。
長年連れ添ってその考えが少し甘くなる事はあってもなくなるっておかしくないでしょうか?
それって人間性の欠陥だと思います。
まぁ人間的に欠陥があるからモラハラするのでしょうが、モラハラする人って自分より弱いと思っている人にしかしません。
配偶者を対等に見ていない時点でおかしくないでしょうか?
夫婦という関係性をもっと考えるべきではないでしょうか?
相手は少しの思いやりでも感謝してくれる心の優しい人ではないでしょうか?
その心を踏みにじるっておかしくないでしょうか?
因果応報
熟年離婚って自分が今までしてきたことの結果でしかありません。
誰も同情してくれません。
そしてほとんどの人が後悔します。
そして離婚してからの生活が幸せだという人もほとんどいません。
そんな未来を得たいのでしょうか?
長年勘違いして偉そうにしてきてモラハラしてきて最終的に捨てられる、そんな人生でいいのでしょうか?
防ごうと思えばいつでも防げたはずです。
防げなかったのは自分が悪いです。
ただそれだけの話ですが、もし今配偶者に対して勘違いしている人がいれば今すぐ改めるべきです。